木の桟橋のそばに建つ茅葺き屋根のリゾートのダイブセンター。中にはタンクとウェットスーツが並び、ターコイズ色のラグーンに白いダイビングボートが係留されているイラスト

旅行ガイド

モルディブのダイブセンターとダイビングスクール

体験ダイビング、初心者講習、ライセンスのレベル、ナイトロックス、ダイビングボート、子ども向けプログラム。リゾートのダイブセンターのしくみがわかります。

モルディブで初めてダイビングを体験する人は多く、経験豊富なダイバーが毎年のように戻ってくる場所でもあります。どちらの場合も、ダイビングの思い出を左右するのはダイブセンターです。このガイドでは、モルディブのリゾートにあるダイブセンターの一般的なしくみ、受けられる講習、ダイビングの計画の立て方を紹介します。海の中そのものについては、モルディブのダイビングガイドと環礁ごとのダイビングスポットをご覧ください。

リゾートのダイブセンターのしくみ

制服姿のダイブセンタースタッフがカウンターで2人のゲストを迎え、後ろのラックにはウェットスーツとタンクが並んでいる

ダイブセンターはほとんどのリゾートに欠かせない施設で、たいていは島の中、桟橋やビーチの近くにあります。運営するのは資格を持つインストラクターとダイビングガイドのチームで、地元のリーフを知り尽くしたボートクルーが加わることもよくあります。

典型的な一日は、午前中に1〜2本のボートダイブ、ときに午後のダイブ、そしてたまにナイトダイブや特別なトリップがあるというものです。ビーチや桟橋から直接エントリーするハウスリーフダイブを用意しているセンターも多くあります。

初めて訪れたときは、スタッフがCカード(ライセンス)とログブックを確認し、通常の書類への記入をお願いしたうえで、これまでの経験について話を聞きます。そのうえで、レベルに合ったダイビングを提案してくれます。毎回のダイビングは、ポイント、潜り方、海況についてのブリーフィングから始まります。しっかり聞いて、わからないことは質問しましょう。

初めての人のための体験ダイビング

ビーチ近くのごく浅く澄んだラグーンで、ウェットスーツ姿のインストラクターが初心者の横にひざをつき、レギュレーターの練習をしている

ダイビングが初めてなら、体験ダイビングがいちばん気軽な始め方です。「ディスカバー」ダイビングや、イントロダクトリーダイブと呼ばれることもあります。

ダイビングのプロが器材を用意し、基本的なスキルを説明して、質問に答えてくれます。そのあと、プールや穏やかな浅瀬で、インストラクターがすぐ横についた状態で水中呼吸を試します。体験ダイビングの内容はダイブセンターに確認してください。

経験は一切不要で、水の中である程度リラックスできれば大丈夫です。始める前に、健康状態についていくつか質問があり、ダイビングの可否に関わることがあれば説明してもらえます。

初心者向け講習

日陰になったビーチの教室で、インストラクターがホワイトボードのリーフの図を指し、ベンチに座ったゲストが話を聞いている

初めてのダイビングが楽しかったら、休暇中に初心者向けの本格的な講習を受けることもできます。入門レベルのライセンスは一般に Open Water Diver(オープンウォーターダイバー) と呼ばれ、最初の正式なダイビング資格です。

講習は、学科、浅い場所での練習、数回の海洋実習で構成されています。多くの指導団体では出発前に学科をオンラインで済ませられるので、休暇中はより長く海で過ごせます。講習は数日で終えられることもあります。滞在中のほかの予定を組めるよう、所要日数をダイブセンターに確認しておきましょう。

指導団体

ダイビングの講習は、国際的な指導団体の基準に沿って行われます。モルディブで特によく知られているのは PADI と SSI で、ほかの団体も認められています。

モルディブのダイビングスクールでは初心者から上級者までの講習が受けられ、複数の言語に対応していることもよくあります。すでにライセンスをお持ちなら、Cカードを持参するかスマートフォンにデジタル版を用意し、ご自身の団体のまま講習を続けられるかダイブセンターに聞いてみてください。

ライセンスのレベル

ウェットスーツ姿の少人数のダイバーが、熱帯魚の泳ぐ色鮮やかなサンゴ礁に沿ってインストラクターの後をついていく

オープンウォーターの次は、休暇中にもいくつかのステップに進めます。

  • Advanced Open Water(アドバンスド・オープンウォーター):ディープ、ナビゲーション、ボートダイビングなどのアドベンチャーダイブを重ね、自信をつけていきます。
  • スペシャルティ講習:たとえばナイトロックス、水中写真、沈船ダイビング、魚の見分け方など。
  • Rescue Diver(レスキューダイバー):水中で自分自身とほかのダイバーを守ることに重点を置いた講習です。
  • プロレベル:Divemaster(ダイブマスター)やインストラクターなど。時間がかかるため、たいてい別に計画します。

モルディブのダイビングスポットの中には、特に流れのあるチャネルのように、経験豊富なダイバー向きの場所もあります。どのポイントがご自身のライセンスとダイビング本数に合うかは、ダイブセンターが教えてくれます。

ナイトロックス

モルディブの多くのダイブセンターでは、エンリッチド・エアとも呼ばれる ナイトロックス(Nitrox)が利用できます。通常の空気より窒素が少なく、スペシャルティ講習の中でも特に人気があります。

ナイトロックスで潜るには、ナイトロックスのライセンスが必要です。お持ちでない場合も、多くのダイブセンターで滞在中に講習を受けられます。しくみや使う場面はインストラクターが説明してくれます。

持っていくもの・レンタルするもの

木のデッキに並べられたマスク、フィン、ダイブコンピューター、たたんだウェットスーツ、開いたログブック

ダイブセンターでは通常、ウェットスーツ、マスク、フィン、レギュレーター、浮力調整具、ダイブコンピューターなど、器材一式をレンタルできます。器材はダイビングチームが点検・整備しています。

いくつかの私物を持参するダイバーも多くいます。

  • Cカードとログブック(紙でもデジタルでも可)
  • 顔にしっかり合う自分のマスク
  • お持ちなら自分のダイブコンピューター
  • 自分のものを使いたい場合は、サイズの合うウェットスーツ

重い器材を荷物に入れる前に、航空会社の無料手荷物許容量を確認しましょう。水上飛行機などの小さな移動手段にも、荷物の制限があることを忘れずに。

リフレッシュダイブ

ライセンスはあるものの、しばらく潜っていない場合は、ほとんどのダイブセンターでまず短いリフレッシュダイブをお願いされます。通常は、浅い場所やプールでインストラクターと基本をおさらいします。

ボートに乗る前に、気負わず感覚を取り戻せる方法です。必要かどうかはダイブセンターが判断します。最後に潜った日がわかるよう、ログブックを持っていきましょう。

ダイビングボートとドーニ

穏やかなターコイズ色の海に浮かぶ白いダイビングボート。制服姿のクルーがはしごで2人のダイバーを手助けし、近くをイルカが泳いでいる

モルディブのボートダイブの多くは、モルディブの伝統的な木造船 ドーニ(dhoni)から行います。今では日よけのあるデッキやベンチ、タンクラックを備えて造られています。より速い近代的なボートを使うリゾートもあります。

クルーが器材の準備を手伝い、エントリー前にはダイビングガイドが船上でブリーフィングを行います。多くのポイントはリゾートから近いので、移動はたいてい短時間です。ダイビングの合間に、デッキからイルカやウミガメが見えることもあります。

ボートには帽子、日焼け止め、水、薄手の上着を持っていきましょう。

子どものダイビング

ウェットスーツとマスクを着けた子どもがリゾートのプールでインストラクターと練習し、両親がパラソルの下のラウンジャーから見守っている

多くのダイブセンターには、子どもの指導の訓練を受けたインストラクターによる子ども向けプログラムがあります。たいていはプールやごく浅い場所で、インストラクターがすぐそばで見守る楽しい初回レッスンから始まります。年長の子ども向けにジュニア講習を設けている指導団体もあります。

年齢制限やルールは指導団体とリゾートによって異なります。お子さまが興味を持っているなら、予約前にダイブセンターのプログラムを確認しましょう。シュノーケリングも、子どもがリーフに親しむすばらしい方法です。

ダイブクルーズについて

ヤシに覆われた島の近く、穏やかなターコイズ色のラグーンに停泊する白いクルーズ船と、そばに浮かぶ小さなテンダーボート

数日間、船の上で寝泊まりし、食事をし、ダイビングをする ダイブクルーズ を選ぶダイバーもいます。1回の旅で複数の環礁を巡り、より多彩なポイントを潜りたいダイバーに人気です。1日に何本も潜りたい人や、遠く離れたエリアまで足を延ばしたい人に向いています。

ダイブクルーズは、リゾート滞在とはまったく違う休暇です。全員が潜るわけではないカップルや家族にはリゾートが合い、ダイブクルーズはすべてがダイビング中心に組まれています。

予約のコツ

  • ダイビングをすることをお問い合わせ時にお知らせください。レベルと見たいものも教えていただければ、ぴったりのダイブセンターとリーフがある厳選リゾートをご提案します。
  • 講習、体験ダイビング、ナイトロックス、子ども向けプログラムについて、事前にリゾートに確認しておくと、準備を整えてもらえます。
  • 講習を受けるなら、出発前にオンライン学科を済ませましょう。
  • 最後のダイビングはフライトを考えて計画しましょう。飛行機に乗るまでどれくらい空けるべきかは、ダイブセンターが教えてくれます。
  • チェックインの際にダイビングをすることを伝えましょう。滞在の早い段階でダイビングチームと顔合わせができます。

チェックリスト

  • Cカードとログブック(紙でもデジタルでも可)
  • お持ちなら自分のマスクとダイブコンピューター
  • 講習を受ける場合は出発前にオンライン学科を済ませる
  • 経験と受けたい講習をリゾートに伝える
  • しばらく潜っていないならリフレッシュダイブについて相談する
  • 毎回のブリーフィングをしっかり聞く
  • 帰りのフライトに合わせて最後のダイビングを計画する

よくある質問

一度も潜ったことがなくても、ダイビングを試せますか?

はい。多くのリゾートのダイブセンターでは、まったくの初心者向けに体験ダイビングを用意しています。浅い場所から、インストラクターがすぐ横について始めます。

自分のダイビング器材を持っていく必要はありますか?

いいえ。ダイブセンターでは通常、必要な器材をすべてレンタルできます。自分のマスクとダイブコンピューターを持参するダイバーも多くいます。

モルディブではどの指導団体が使われていますか?

特によく知られているのはPADIとSSIです。ほかの団体で講習を受けた場合は、出発前にダイブセンターに確認してください。

休暇中にダイビングを習えますか?

はい。多くのダイブセンターでオープンウォーター講習が受けられ、学科は出発前にオンラインで済ませられることもよくあります。

子どももモルディブでダイビングできますか?

多くのダイブセンターに、一定の年齢以上の子ども向けプログラムがあります。年齢制限と内容はリゾートに確認してください。

リフレッシュダイブとは何ですか?

しばらく潜っていない人が、インストラクターと一緒に基本をおさらいする短いセッションです。必要かどうかはダイブセンターが教えてくれます。

ガイド

モルディブでのダイビング

シーズンと透明度、海の生き物、リゾートのダイビングセンターの一般的なサービス、ライセンスの基本、そしてダイビング後いつ飛行機に乗れるかを含む安全のルールをご紹介します。

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