モルディブは、世界でもとりわけのんびりと休暇を過ごせる場所です。到着した瞬間からリゾートのスタッフがお世話をしてくれるので、ほとんどのゲストは安全について考える必要すらありません。本当に敬意を払うべきなのは海だけです。海は温かく澄んでいて魅力的ですが、潮流や潮の満ち引きはすぐに変わることがあります。モルディブの人々やリゾートのスタッフが毎日実践しているいくつかのシンプルな習慣を身につければ、ラグーンやリーフを安心して楽しめます。このガイドでは、それらをひとつにまとめました。
リゾートの海を知る

島はそれぞれ違います。広く浅いラグーンを持つ島もあれば、ビーチのすぐ近くでリーフが深く落ち込む島もあります。ほとんどのリゾートではビーチを見張るライフガードがいないため、海に入る前に周囲の様子を知っておくと安心です。
リゾートはこうした情報を積極的に共有しています。島の地図や安全に関する案内は、通常レセプションか客室にあります。安全に泳げるエリア、ハウスリーフへの出入り口、ボートの桟橋や潮流の強い場所など避けるべき場所が示されています。到着したら、泳いだりシュノーケリングをしたりする前に、数分かけて目を通しましょう。わからないことがあれば遠慮なく尋ねてください。スタッフが、いちばん穏やかな場所や時間帯を喜んで教えてくれます。
プールでは、ライフガードが勤務中かどうかを示す看板、または「ライフガード不在」と書かれた看板を確認しましょう。ライフガードがいない場合は一人で泳がず誰かと一緒に泳ぎ、お子さまからは常に目を離さないでください。
リゾート独自のルールを確認する

安全のルールや手順はリゾートごとに異なるため、前回の旅行と同じだと思い込まないようにしましょう。初めてハウスリーフで泳ぐ前には、シュノーケリングの注意事項を特によく確認してください。ブイでシュノーケリングコースを示しているリゾート、特定の潮の時間に一部のエリアを閉鎖するリゾートもあり、多くのリゾートでは無料のガイド付きリーフ案内を行っています。
泳ぎやシュノーケリングに出かけるときはレセプションかダイビングセンターに伝え、戻ったら知らせる習慣をつけましょう。ほんの一瞬で済み、あなたがどこにいるかを誰かが常に把握できます。
水泳とシュノーケリング

- 一人では入らない。 泳ぐときもシュノーケリングのときも必ずバディと一緒に、お互いが見える範囲にいましょう。
- 泳ぎに自信がなければシュノーケルベストを着用しましょう。 ダイビングセンターでベストやフィンを貸し出し、使い方を教えてもらえます。
- リーフの水路には近づかない。 水路とはラグーンと外洋の間を海水が行き来するリーフの切れ目で、潮流が強くなることがあります。ガイドと一緒でない限り、ラグーン内かリーフの内側の縁に沿って泳ぎましょう。
- 桟橋やボートの航路から離れる。 ガイド付きツアー以外では、夕暮れ時や暗くなってからのシュノーケリングは避けましょう。
- 上がる場所を覚えておき、帰りのための体力を残しておきましょう。
島の潮流や水路についてはリゾートのスタッフに尋ね、安全説明に従ってください。困っている人を見かけたら、すぐにスタッフに知らせましょう。
泳げない方とお子さま

泳げない方も海を楽しめます。足がしっかり届く浅いラグーンにとどまり、ライフジャケットを着て、バディに手の届く距離にいてもらいましょう。多くのウォータースポーツセンターでは初心者向けの水泳やシュノーケリングのレッスンを行っており、自信をつけるのにぴったりです。
水辺では、お子さまを常にしっかり見守る必要があります。ビーチでもプールでも、特にヴィラのデッキや桟橋では注意してください。プールの看板でライフガードが勤務中か確認しましょう。「ライフガード不在」と書かれている場合はお子さまと一緒に水に入り、ライフガードがいるときでも決してお子さまだけにしないでください。子ども用ライフジャケットは通常リゾートで用意されているので、到着時に頼んでおきましょう。
水上ヴィラ

デッキからそのままラグーンに入れるのはモルディブならではの楽しみですが、はしごの下の海はどこも同じではありません。リゾートや潮の状態によって、深いこともあれば腰の高さのこともあり、干潮時にはかなり浅く、すぐ下にサンゴや砂があることもあります。入る前に水深と潮の流れを確認し、デッキから飛び込んだりジャンプしたりしないでください。濡れた階段やはしごは滑りやすいので、特に夜はゆっくり下りましょう。
日差し、暑さ、水分補給

モルディブは赤道に近いため、曇りの日でも、日差しは多くの旅行者が想像するよりずっと強烈です。
- SPF値が高く、サンゴにやさしい日焼け止め(酸化亜鉛または酸化チタンを使ったミネラルタイプ)を使い、2時間ごとと泳いだ後に塗り直しましょう。
- シュノーケリングではラッシュガードや長袖の水着を着ましょう。背中や脚の裏側はずっと日差しを浴びていて、水中では驚くほど早く日焼けします。
- 一日で最も暑い時間帯、おおよそ昼前から午後の半ばまでは日陰で過ごしましょう。
- つばの広い帽子と質のよいサングラスを身につけましょう。
- 一日を通して、特にアクティビティの後は、思っている以上にこまめに水を飲みましょう。
リゾートは蚊を減らすために努力していますが、どの熱帯の島でもそうであるように、特に明け方や夕暮れ時、ローカルアイランドを訪れる際には蚊に出会うことがあります。虫よけを持っていきましょう。
それでも日焼けしてしまったら、日差しを避け、リゾートの医師または看護師に相談してください。
海の生き物:見るだけ、触らない

リーフは生き物であふれていますが、そっとしておけば、ほとんどは無害です。
- サンゴ: 上に立ったり触れたりしないでください。サンゴはもろく、切り傷やすり傷を負った場合はリゾートの医師に見せましょう。
- オニダルマオコゼやカサゴの仲間: 海底に溶け込んで見分けにくい魚です。リーフの上を歩かず、岩の多い浅瀬ではマリンシューズを履きましょう。刺された場合はスタッフに伝え、すぐにリゾートの医師の診察を受けてください。
- サメとエイ: リーフシャークやアカエイは臆病で、たいてい泳ぎ去っていきます。十分な距離を保ち、決して餌を与えないでください。
- マンタ、ジンベエザメ、ウミガメ: 十分な距離から楽しみ、決して触ったり追いかけたりせず、ガイドの指示に従いましょう。
ツアーとウォータースポーツ

ツアーやウォータースポーツは、リゾートか認可を受けた業者を通して予約しましょう。安全説明をよく聞き、泳ぎのレベルをガイドに正直に伝え、ボートの上やウォータースポーツの最中は必ずライフジャケットを着用してください。ボートから海に入るときや船に戻るときは、プロペラから十分に離れ、乗組員の合図を待ちましょう。
ダイビング

ダイビングは自分のライセンスと経験の範囲内で行い、健康に関する書類は正直に記入し、ダイビングガイドの計画に従いましょう。ダイビングが初めてなら、リゾートで資格を持つインストラクターの講習を受けるのが安全な始め方です。
ダイビングに合わせて帰りの予定を立てましょう。ダイバーズアラートネットワーク(DAN)は、1回のダイビングの後は搭乗まで少なくとも12時間、1日に複数回潜った場合や数日にわたって潜った場合は少なくとも18時間空けるよう推奨しています。多くのダイビングセンターでは丸24時間空けるよう求めているので、ダイビングセンターの指示に従い、水上飛行機や国内線も帰路の一部として考え、最後のダイビングの日程を決めましょう。
天候と季節

モルディブの天候は通常、暖かく穏やかですが、特に南西モンスーンの時期には風や雨、うねりが強まることがあります。状況によっては、ツアーやアクティビティが延期または中止になることもあります。これらの判断はゲストの安全のためですので、予定には少し余裕を持たせておくとよいでしょう。
健康と保険

ほとんどのリゾートには島内に医師や看護師が常駐しているか、呼べばすぐに来てもらえる体制があり、主要な病院はマレにあります。重い症状の場合は、マレへの搬送や、さらには海外への移送が必要になることもあります。
- 出発前に治療費と緊急移送をカバーする旅行保険に加入し、ダイビングなど予定しているアクティビティが対象になっているか確認しましょう。
- 治療費をその場で支払う必要がある場合があります。保険会社に請求できるよう、請求書や領収書はすべて保管しておきましょう。
- 普段飲んでいる常備薬は、滞在期間分を元のパッケージのまま、処方箋のコピーと一緒に持参しましょう。
- 飲み水は、リゾートが用意しているボトル入りの水かろ過された水を飲みましょう。
知っておきたい現地の法律

モルディブは厳格な法律を持つイスラム教国です。基本的なことを知っておくと安心です。
- 薬物: 一切容認されず、ごく少量でも厳しい罰則があります。
- 電子たばこ: 電子たばこやリキッドは禁止されており、没収されます。
- ローカルアイランド: 人が暮らす島を訪れるときは、肩とひざを覆う控えめな服装をしましょう。
- サンゴと貝殻: サンゴやべっ甲製品を国外に持ち出さないでください。

緊急時には すぐにリゾートのレセプションに連絡してください。医師、ボート、必要な場合の移送まで、あらゆる手配を取りまとめ、最も早く助けを届ける方法を把握しています。到着したら、レセプションの電話番号を携帯電話に登録しておきましょう。
安全チェックリスト

- 到着したら島の地図と安全に関する案内を読む。
- 安全に泳げるエリア、潮流、リゾートのシュノーケリングのルールを確認する。
- 出かけるときと戻ったときは、レセプションかダイビングセンターに伝える。
- 泳ぐときもシュノーケリングも必ずバディと一緒に。泳ぎに自信がなければベストを着る。
- リーフの水路やボートの航路に近づかない。
- ヴィラのはしごから入る前に、水深と潮の流れを確認する。
- 水辺ではお子さまをしっかり見守る。
- サンゴにやさしい日焼け止めとラッシュガードを使い、こまめに水を飲む。
- 明け方・夕暮れ時やローカルアイランド訪問用に虫よけを持っていく。
- 見るだけ、触らない:サンゴと海の生き物。
- ボートの上やウォータースポーツ中はライフジャケットを着る。
- ダイビングの後18~24時間は飛行機に乗らない。
- 治療費と緊急移送をカバーする保険に入り、領収書を保管する。
- リゾートのレセプションの番号を携帯電話に登録する。
よくある質問
モルディブのリゾートにはライフガードがいますか?
ほとんどのリゾートでは、ビーチを見張るライフガードはいません。レセプションや客室にある島の地図と安全に関する案内を確認し、安全に泳げる場所をスタッフに尋ねてください。
ハウスリーフで一人でシュノーケリングをしても大丈夫ですか?
シュノーケリングは必ずバディと一緒に行い、一人では行わないでください。まずリゾートのシュノーケリングのルールを確認し、出かけるときと戻ったときにレセプションかダイビングセンターに伝えましょう。
泳げなくてもモルディブでシュノーケリングはできますか?
はい。足が届く浅いラグーンで、ライフジャケットを着て、バディがすぐそばにいれば楽しめます。多くのリゾートで初心者向けレッスンやガイド付きシュノーケリングを行っています。
モルディブの島の周りには強い潮流がありますか?
潮流や潮の満ち引きは島によって異なり、リーフの水路では強くなることがあります。島の潮流や水路についてはリゾートのスタッフに尋ね、安全説明に従ってください。
ダイビングの後、どのくらい空ければ水上飛行機に乗れますか?
DANは、1回のダイビングの後は少なくとも12時間、複数回または数日にわたるダイビングの後は少なくとも18時間空けるよう推奨しています。水上飛行機や国内線も含まれるので、ダイビングセンターの指示に従い、出発に合わせて最後のダイビングを計画しましょう。
リゾートで緊急事態が起きたら、どこに連絡すればよいですか?
すぐにリゾートのレセプションに連絡してください。医師、ボート、必要な場合の移送を手配してくれます。
モルディブ旅行には旅行保険が必要ですか?
はい。治療費と緊急移送をカバーする保険を選びましょう。治療費をその場で支払う必要がある場合もあるため、後で請求できるよう請求書や領収書はすべて保管しておきましょう。


